怪文書:虚無飴
最近虚無の飴を舐めている。
質量を持った虚無、ラカント0カロリーのど飴ハーブミント味。
天然甘味成分エリスリトールと羅漢果から取れる激甘成分で作り上げた、熱量0をうたう夢のような飴。
私事ですが、最近口の中に味という刺激を受け続けないと作業出来なくなってきたんですよ。合法おしゃぶり欲しい。で、のど飴を舐める事にしたら一日二桁粒食べる日も出てきて、逆に血糖値的な意味でヤバくなりまして、代替物を探さなきゃな〜これはガチでおしゃぶり買うか?とか思ってたら見つけたんです。カロリー0飴。
いや、飴って砂糖の塊であることにアイデンティティがあるはずじゃん?カロリー0って、その塊はなんなの?と半信半疑で口に放り込みますと、
まぁ、
飴でした。
ハーブミントとあるように、方向性としては龍角散のど飴のようなスーッと感。
でも、but、しかしながら
舐めた端から存在が《消える》
砂糖の飴って、舐めた後も甘さが口に残りますし、ほんの少しですが腹持ちも感じる。
けどこの飴、それが、無い。
飴溶ける→今、ここで、甘く感じる→消える→溶けた分だけ甘い→消える→エンドレス
過去も未来も無く、ただ《今》甘さがある
一番実感として近いのは、歯磨き終わった後のスーッとした甘い空気、あれの塊。
美味いか美味く無いかと聞かれると、「無」って答えたくなるそんな気持ち。
まぁ、逆に需要にピッタリってね。
パイナップル味もあるそうなので今度買ってみま〜す