朝見鶏商會私書箱

朝見鶏商會私書箱に届いた怪文書置き場です。

怪文書:カレイの煮付け定食

火の通った魚料理が好き。
甘辛い煮付け大好き。
でも家でも外食でもなかなか見ない……。
なんでだろう。難しいからかな。たしかにうまーくほどよーく煮付けにするの難しいよね。
そもそも火の通ったお魚料理自体あんまりみない。焼き魚もムニエルも酒蒸しも美味しいんだけどな……。
今日はたまたま歩いてたら、外の黒板に「カレイの煮付け定食」って書いてあるご飯屋さんに巡り合いました。
なんとなく、白いご飯と味の濃いおかずが食べたかった日だったので、そこが座敷とカウンターだけの和風小料理屋チックでおじさんしかお客さんにいないというハードルもひょいとのれんと一緒にくぐり抜けた。
入るなり注文してまだかなまだかなとする「か」と「な」の間くらいでもうお盆が出てきてびっくり。
お腹も気持ちも待ちきれなくて、皮目についたばってん印も上りたつ湯気も写真に留めたい欲を抑えつけて一目散に箸をつけた。そしたらも〜〜〜〜ね!
身は箸の先でもわかるほどふかふかで、一口頬張れば雲を食べたよう。ふわふわでミルキーな白身が醤油のあまから〜い味と絡まって至高。
付け合わせのお味噌汁、白菜と大根がたっぷり入っててもはやサラダ。火の通った野菜も外食でなかなか食べられないからありがたいですよね〜〜。醤油、味噌で疲れた舌を白米と浅漬けでリセットしたら無限に行ける。
あ〜〜〜〜うめ〜〜〜〜
煮付けのおつゆを皿まで舐め回したいのを我慢して出来る限りこそげて食べてフィニッシュです。

こういう日替わり定食は本当に一期一会になってしまうことも多い。出会えた感謝を両手で合わせてご馳走様。